学生大会の行く末~3クラブ大責対談、再び~

※この記事は「オリエンティア Advent Calendar 2018」12日目の記事として投稿されています。

 

2018年、平成最後の年。それは、学生大会にとっては始まりの年とも言える1年でした。

 

OC大会に始まり、久々の開催となる東工大大会、そして名テレイン・筏場でのKOLC大会。OLK大会がWRE&東日本大会になったと思えば、京大京女大会はワールドクラスのマッパーを迎え、西日本大会として開催されました。毎年恒例の名椙大会や東北大大会も新たな魅力を増し、そして何より先日の早慶2daysはいまだ興奮冷めやらぬといったところ。

 

過去にない盛り上がりを見せる学生大会ですが、その学生たちが、何を考え、どういう思いを持って運営に携わっているのかが語られることって、あまりないですよね……?

 

ということで、アドベントカレンダーという場をお借りして、このブログでもおなじみ、OLK×OC×KOLC大会・大会責任者対談の第3弾をお届けしたいと思います。(過去の記事はコチラ→第1弾第2弾

 

大会が終わった後だからこそ語れる暴露話から、学生大会ならではの運営のやりがいまで。ぜひお楽しみください!


(参加者)

OLK:高見澤翔一(大会責任者)、OC:大橋遼(大会責任者)、KOLC:上村太城(大会責任者)&大田雄哉(運営責任者)

 

早慶2days 後日談

高見澤:今日は集まってくれてありがとうございます。初めに、この前あった早慶2days(KOLC大会、早大OC大会)の後日談を。

OLK大会・大会責任者 高見澤翔一

参加者としての感想を言うと、まず、KOLC大会は、会場からしても、スキー場という普段にない感じで新鮮だったのだけど、もともとあそこを使おうとしていたの?

 

大田:元々は2014年のCC7と同じく、八ヶ岳国際自然学校で屋外会場にしようと考えていました。車も周囲の道にずらっと並べて停めてもらって。

KOLC大会・運営責任者 大田雄哉

 

上村:ただ、それだと競技的に公平性を保てないということと、やはり屋外会場は寒いということもあって、他の場所を検討することになりました。それで、5月の終わりに会場を今のところにしたらどうかという話になって。

KOLC大会・大会責任者 上村太城

大田:そう、だから初めて現会場の下見に行ったのは7月なんだよね。

 

高見澤:結構大会が近くなってからなんだね。テレインの雰囲気も普段と違って不思議な感じだったよね。

 

上村:下草のササが発達しているから、普段のテレインの茶色っぽい感じというよりは緑っぽい景観のテレインという印象だったかな。

 

高見澤:地図の方はKOLCのみんなで調査したの?

 

上村:そうなんだけど、調査期間はそんなに長くなくて。今年の春休みを使えるはずだったのが、前回大会が2月から5月に延期になってしまったこともあって、少し急ピッチで進めることになってしまいました。

 

大田:(調査期間に)長期休みは2つ欲しかったよね。

 

高見澤:OC大会の方の調査は順調だった?

 

大橋:Ocadでデータに落とし込むのは長谷川(作図責任者)が全部やってくれていたんだけれど、調査者としての感想を言うと、地形が難しくて描くのが大変でした

OC大会・大会責任者 大橋遼

 

上村:本当に不思議な地形だったよね。

 

高見澤:(OC部室の扉に貼ってある地図を見ながら)地図の北側の立ち禁はなんでかけられていたの?

 

大橋:森を管理しているNPOがあの範囲を伐採していて、倒木があって危ないからオリエンテーリングには使わないでほしいと言われて。本当は、あのエリアを使ったコースにするっていう案もあったんだけれど。

 

高見澤:参加者の間でも、今回使わなかったエリアも含め、まだまだ可能性を秘めているテレインだなという話になっていたよね。

 

大橋:使えなかった範囲については、渉外上の理由というのもあったから、今後も地元の方と良好な関係を続けていければと思います。

 

大田:また茅野で大会を開くっていうのも大変だとは思うけれど(笑)。

 

ナイトO裏話

高見澤:ここまでそれぞれの大会の話をしてきたけれど、コラボっていう部分ではどうでしょう?例えばナイトOとか。

 

上村:ナイトOは、コラボと言いつつ、ほとんどKOLCが単独で準備を進めていたところがあって。トラブルとしては、二週間前に地図の半分くらいが使えなくなってしまって、急遽地図を書きなおしたというエピソードがありました。

 

大田:修正が終わったのが……いつだっけ?

 

上村:作図とコース設定が大会の5日前の月曜日。それで水曜日に印刷したという。

 

高見澤:確かに、ナイトOの地図も、良さそうだけれど使われてない範囲があったよね。

 

上村:コースの方も、ナイトO責任者の茂原のこだわりで、スキー場を登る感じになって。どうなのかなとも思ったけれど、楽しかったと言ってくれた参加者が多くて良かったです。

 

大田:あれをやり切ったのはさすが茂原だなと(笑)。

 

上村:昼は公認ということでかちっとした大会を目指していた分、夜の方は楽しいイベントという雰囲気でやりたいという方向性が上手くはまったなと思います。

地図もコースも急造ではあったけれど、Newマップで、しかも霧の出ているスキー場でナイトOができるという非日常感がオリエンティアに受けたのかなと。

幻想的な雰囲気の中行われたナイトO

 

大田:言い方は変かもしれないけれど、ディズニーランドみたいなものだよね。

 

一同:それはよくわからない(笑)。

 

大田:今回の早慶2daysって、参加費とか宿泊費も高くなってしまうから、競技だけではなく何かプラスアルファを提供できたらと考えていて。それで僕が思っていたのは、何か非日常なものをやれたらなあ、ということ。

最初は観光地ってことを生かしてロゲイニングとかって考えていたのが、いつのまにかナイトOをやるという話になっていた。

 

高見澤:それはいつ頃の話?

 

上村:3月くらいにOCと一緒に(斡旋宿の)ホテルに行ったときじゃない?そこでオリエンテーリング用の地図があるという話になって。

 

大田:スキー場のリフトを見ながら、「これ下から登ったら面白いんじゃない?」って話をしたのは覚えている。気づいたらいつの間にか現実になっていたという(笑)。

 

家に帰るまでが大会運営?

高見澤:話は変わるけれど、大会当日のことはどうでしょう?何か大変だったことがあれば。

 

大橋:OC大会の方は、事前準備をしっかりしていたのもあって、余裕をもって進められたとは思います。ただ、長野という遠方での開催ということもあって、解散の時間から逆算すると結構スケジュールはかつかつでした。

あと、撤収は大変だったかな。どんどん暗くなっていく中、1kmくらいある立ち禁の境界のスズランテープを回収しなければいけなくて。

 

高見澤:翌日まで茅野に残るってことはしなかったの?

 

大橋:いや、その日中にみんな帰ったのだけれど、撤収中にユニットを落としちゃって、後日探しに行くっていうトラブルもありました。

あと、自分が風邪をひいて声が出なくなってしまったのが大変だったかな。そのせいで本当は自分が担当するはずの表彰式とかで、ごたごたしてしまった部分はあったと思います。

 

大田:KOLCの方は、なんといっても大会責任者の(上村)太城が来られないと決まってから(注:いとこの結婚式があり無念の大会当日欠席)、彼が作ったスケジュールを全部自分一人で把握しなければいけなくなって、家で書き写して必死で頭に叩き込んでいました。

それでも、突発的なトラブルに対応するのは難しかったなと。

 

上村:あとはやっぱり土曜日開催っていうことかな。金曜日に授業がある人が多かったから、金曜の夜現地に向かって、その辺で車中泊して、土曜の朝6時に現地集合というスケジュールでした。これに関しては運営者全体に負担をかけてしまい、申し訳なかったなと。文句を言う相手の俺もいなかったわけだし(苦笑)。

 

大橋:2daysのしわ寄せを食らってしまった感じか……。

 

大田:次もしやるなら、絶対日曜の方の日程もらうからな(笑)。

 

高見澤:参加者の反応はどうだった?当日に聞いたこととか、あるいはアンケートとかで、印象に残っていることがあれば。

 

大橋:個人的には、地図を一から自分たちで作図していたから、地図の質についての評価は気になっていて。アンケートを見たところ、全体的には満足してもらえていたみたいで、1年以上調査をしてきた身として嬉しかったし、やって良かったと思った。

 

上村:うちの方は、プログラムに関してすごい高評価が多くて。ペペ(大田)がすごい時間をかけて、デザインにもこだわって作ってくれていたものなので、俺としても嬉しかったな。

 

高見澤:プログラムは本当に良かったよね。

 

大田:力を入れすぎて、その間他の仕事がおろそかになっちゃったのは反省点だけれど。

あとはPV(大会広報用のプロモーションビデオ)のこととかかな。大体高評価だったけれど、スマホで見るには少し小さかったという意見もあった。

 

上村:OCの方も動画は力を入れていたように思ったけれど?

 

大橋:いや、あれはノリの方が大きいかな(笑)。西村が走る人の写し方とかも含めてこだわってくれて。

 

 

高見澤:最近大会動画のある大会が増えている気がする。やっぱり動画があると走りたい、行ってみたいとなるよね。

 

上村:去年の裾野でのOLK大会とか、あとは今年春の筏場でのKOLC大会あたりから、大会動画が盛り上がっている気がする。

 

大橋:せっかくコラボするなら、動画も一緒に撮りたかったのはあるかな。

 

大田:アイディアとしてはあったんだけれどね。なかなか調査のスケジュールが合わないから難しかった。

 

「学生大会らしさ」を求めて

高見澤:学生大会の一番の特徴っていうことだと、運営者が多いというのがあると思っていて。今回のKOLC大会だと、誘導の途中に運営者が立っていて、挨拶してくれる、そういう「温かさ」みたいなのが感じられるのが魅力だなと。

OLK大会でも言われていることだけれど、自分がいざ参加する側になって、すごくそれは感じたかな。

 

大田:それはアンケートでも言ってくれている人が多かったな。

 

高見澤:あとは、毎年続いているからこそ、新しいことに挑戦できるっていうのもあるよね。学生らしい青臭さじゃないけれど、それこそ他大会とコラボしたり、ナイトOをやったり、魅力のある新しいことができるのが学生大会の良さだし、だからこそ毎年たくさんの参加者を集めているのかなと思う。

 

大橋:あとは時間の制約ってところで、社会人よりも自由が利くってのもあるよね。

 

大田:平日も最悪授業を切るっていう選択肢があるしね(笑)。ちょっと聞いてみたいんだけれど、参加者としてKOLC大会の「学生大会らしさ」ってどういうところに感じた?

 

高見澤:ノリとかかな。あの「マッスル・コンテスト」とか。本当にやるのかなって思ってたけれど、当日行ってみたら意外と盛り上がっていたよね。

 

大田:本当に直前に決まった企画だったんだけれど、意外と大成功だった(笑)。

 

上村:あれはまさに学生大会にしかできないことだよね。OC大会の方はどうだった?「学生大会らしさ」ってことだと。

 

大橋:うーん、なんだろう……?

 

高見澤:あれは?会場に調査地図の移り変わりが展示されていたやつ。最初は白かった地図が、調査が進むにつれてどんどんできていく過程が面白かった。

 

大橋:最初の地図は基盤地図情報の等高線しか書かれていないから、テレイン内で道を見つけても、これどっち行こう?みたいな(笑)。あとはせっかく描いた範囲が渉外上の理由で使えなくなったりとか。

 

高見澤:OLKの大会地図調査でも、大きい範囲を割り振って作図するんだけれど、自分の担当範囲が競技に使われるとすごく嬉しいし、逆にあらかじめ「この範囲はあまり使われないよ」って言われて割り振られることもあって。

 

大橋:事前にそうやって伝えられるのは嫌だな(笑)。

 

高見澤:でも、大会では使われなくても、今後の練習会とかでは使われることもあるし、単純に、自分の書いた地図が使われて、みんながそこでオリエンテーリングしているっていう喜びはあるよね。

 

上村:「この岩、俺が調査でとった岩なんだよ」みたいな(笑)。

 

大橋:自分が作った地図を、10年後、20年後、もしかしたら自分が走ることになるかもしれないのか。

 

高見澤:リメイクっていうことで言えば、後輩たちが自分たちの地図をもとに、また新しい地図を描いてって考えるのもエモいよね。

 

大田:そういう意味で大会運営はまさに「地図に残る」仕事ってことだよね。

 

公認大会・光と影

高見澤:KOLC大会を、そもそも公認にしようと思ったのはいつなの?

 

大田:3月の終わりごろかな。最初は公認Bにしようと思っていたら、コントローラーをお願いした宇井さん(入間市OLC)がイベントアドバイザーの資格を持っていたから、公認Aにできて。

他の大会に一歩先んじられた!と思っていたら、他の大会もみんな公認大会にしてきて、あれっ?ていう(笑)。

 

大橋:OC大会は、KOLC大会が公認にするっていうから足並みを合わせたんだけど(笑)。

 

高見澤:それって結構期限ぎりぎりだよね?公認大会って、半年前には申請しないといけないから。早めから公認にするつもりで動かなきゃいけないっていうのは一つのハードルだよね。

 

大田:あとは、今回は宇井さんにお願いできたから良かったけれど、公認コントローラーを見つけるのも大変だよね。

 

上村:人数が限られているのと、他にも仕事を引き受けていて、断られてしまうこともあるだろうし。

 

高見澤:あと、インストラクターが必要だっていうのもあるよね。本当はディレクターが必要なんだけれど、学生大会ならインストラクターでもいいということで、インストラクター講習会があったからね。

 

大田:講習会のことで言うと、運営してから思ったけれど、渡された教科書をしっかりやっておけば良かったし、もっと運営のノウハウを聞いておけばなと。今から思うとすごく大事にすべき機会だった。

 

大橋:上級生から下級生に運営のノウハウがちゃんと引き継がれないと、代を重ねるごとに運営周りのことがちゃんとできなくなっちゃうから、講習会のような機会はもっと開かれてほしいし、みんな参加してほしいよね。

 

高見澤:講習会があって、みんなしっかり学んで、他の大学のことも聞いてっていうのが理想的だよね。

 

大橋:それを大会運営という形でアウトプットするという。

 

上村:公認大会ってことに関わらず、運営経験の豊富な人がどのクラブにもいて、しっかりした練習会、大会が開けるような環境づくりが進んでいけばいいんじゃないかな。

 

大橋:話は変わるけれど、公認大会の難しいところとして、参加費が高くなってしまうっていうのもあるよね。

 

大田:社会人だけとはいえ、1000円高くなるっていうのは大きいよね。

 

大橋:大会の満足度にも関わってくるからね。

 

高見澤:そこはバランスだよね。公認大会だから行くってなるのか、それとも参加費が高いからやめとくか、となるか。

 

大田:そこで言うと、どうやって安いと思ってもらうか、値段に見合ったものを提供できるかというのは意識していたかな。

 

高見澤:参加費が高くなる結果として、運営者としては、ちゃんとした大会を作らないといけないという責任感が出てくるし、参加者としても期待が高まるというのはあるのかもね。

 

大会を、運営するということ

高見澤:今回、大会を中心になって動かすという経験をしたと思うんだけれど、今後も大会運営に関わっていきたいと思う?

 

上村:うーん、難しいな……。僕の場合は、動き出しから当日まで、十分に動けなくて迷惑をかけてしまった部分もあったので、不完全燃焼というところもあるのかな……?ただ、今後のことはあまり考えられないです。

 

高見澤:今後も大会運営をする可能性はあると思うんだよね。卒業後、地域クラブに入って大会を開くかもしれないし、あるいはここのメンバーとかでインカレの運営をすることになるかもしれない(笑)。

 

大橋:運営は今後も関わっていきたいとは思っているけれど、自分の性格上、一番上の立場は違うかなとやってみて感じた。人をサポートする方が自分の性に合っているなと。

OC大会運営者の皆さん

 

大田:それは俺も感じたかな。

 

高見澤:上の立場でやればやるほど、感謝されることも多いし、大会を作り上げることにより関われるのかなと思うんだけれど?

 

大田:そういう側面もあると思う。ただ、自分だけでは絶対にできなかったなとも思っていて。清水(競技責任者)みたいな正確に物事を進められる人間がいて、太城には人を引っ張る力があって、その中で初めて自分が大枠を決めるっていう役回りを果たせたのかなと。

KOLC大会運営者の皆さん

大橋:自分は、各役員に仕事を割り振って、細かい内容までは指図せずにみんなに任せる。その上で、そこから漏れてしまう仕事とか、キャパが必要な仕事を支えるっていうところを心がけたかな。そういうのも一つのリーダーシップだと思う。

 

大田:みんなに仕事を振って、それを進めてもらうのが運営責任者の仕事だけれど、そこでうまくいかなくて、結局自分で仕事をやらざるを得なくなってしまった面があって。

 

上村:今回長野という遠方での開催だったから、準備の段階から多くの人が関わって、大会へのモチベーションをあげてもらうのが難しかった、というのは大きかったように思うな。

 

大橋:OC大会も、限られた予算や時間の中で、調査に来ることのハードルを高くしてしまっていたなと思っていて。だから最後の方は1年生を調査に連れていったりしていた。

 

大田:それはKOLCもやっていたな。夏合宿で1年生に大会の説明をしたら、彼らの大会へのやる気がめちゃめちゃ上がったんだよね。

 

高見澤:1年生に来てもらうのは本当に大変だよね。OLK大会も、新歓後すぐの6月にあるから、とりあえず連れてくる、みたいになっちゃう。

 

上村:学生大会って、クラブにとっての公共事業みたいなものだと思っていて。みんなでやる、でも商業的なイベントとしてはできない。

 

大橋:運営をしたからといって、お金がもらえるわけではないもんね。

 

大田:そう、だから、1年生を大会運営に勧誘した時に、「運営のメリットって何だろう」という疑問にぶつかって。オリエンテーリングが好きな人だったら、「タダで試走ができる」っていうので十分なんだろうけれど(笑)。

 

高見澤:結局「やりがい」みたいな抽象的なものになっちゃうんだよね。

 

大田:来てもらえれば、集団の一員としてやり遂げる楽しさみたいなものを、なんとなく味わってもらえると思うんだけどね。

 

上村:まず来てもらうっていうところのハードルが高いっていう意味で、遠いところで大会を開催することの難しさがあるのかな。そこで言うと、OCは運営者がたくさん集まっていてすごいなと思った。

 

大橋:総勢で46人くらいいたかな。

 

大田:OCの調査と一緒になった時に自分が驚いたのは、1年生の女子が3人くらい調査に参加していて、思いっきり調査の手伝いをやっていたことなんだよね。

 

大橋:1年生の女子の方が男子より調査に来ていたんだよね。すごくありがたかったし、一緒に調査することで、彼女たちの調査能力も上がって、今後の大会運営に生きていくと思うので。

 

上村:KOLCの方は、時間がなくて出来る人に任せがちだったこともあって、多くの人にノウハウを継承できたとは言えないというのが、今後の課題なのかな。

 

おわりに(+宣伝!)

高見澤:最後に、来年以降、OC大会とかKOLC大会にどうなってほしい、という思いはありますか?もちろん上級生としてまだ関わっていく部分もあるとは思うけれど。

 

大橋:以前の大会がこうだったから、ということにとらわれず、今回大会の良かったところ、悪かったところを踏まえて、より良い大会を作っていってくれればと思います。変に気を遣わないで欲しいかな。

 

大田:気を遣わないで欲しいというのはもちろんだけれど、今までのKOLC大会って毎年の引き継ぎがしっかりされて来なかったという反省がやっぱりあって。

OC大会やOLK大会に比べて歴史が浅いというのもあるので、特に中心となる役職の人が、どうやって仕事を進めていけばいいのかということについて、今回培ったノウハウを伝えていければと思います。

 

高見澤:僕からは宣伝を。

来年度のOLK大会前日大会は、Newテレインで、とある地域クラブとの共催でスプリントをやります!また新しいことにも挑戦する予定で、要項ももう少しで公開できると思います。

 

上村:まじか!「スプリント大好き同好会」としては参加不可避だな。

 

高見澤:僕たちの集大成として、今までになかった大会を作り上げるので、楽しみにしていてください!

自分たちの大会の地図と共に一枚


いかかだったでしょうか。

 

「毎年やってきたから」。学生大会は、そんな単純な理由だけでここまでの歴史を重ねることができたのでしょうか?

僕は、そうは思いません。

 

連綿と受け継がれてきたことを自分達のものにするのはもちろん、新しい試みにチャレンジし、慣れない部外者との交渉や、時には身内での軋轢を乗り越え、限られた学生生活の多くを捧げたまさに汗と涙の結晶が、学生大会にはあります。

 

学生の方、社会人の方を問わず、この長い長い記事を読んでくださったすべての方に、そんな学生大会の「熱さ」を少しでも感じていただけたなら嬉しい限りです。

 

(文責:第40回東大OLK大会ブログ 中の人 改め 飯田泰史(東大OLK3年))

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